第二回「ファミスタ破壊作戦」

ごくごく一部よりの熱いご声援により、遂に再スタート!ファミコンの野球ゲームの全てを動画で振り返る!(というより、やったことないゲームも結構あるので、どっちかっていうと自分でも再発見って感じもあるけど・・・)

いいか!耳をかっ穿じってよ〜く聞け!

”ファミコンの野球ゲームはファミスタかベストプレーかそれ以外だ!”

そうだ!あとはそれ以外だ!←


1988年(6作品/全142作品中)

◆「究極ハリキリスタジアム」タイトー/夏(wikiyoutube




88年夏にタイトーより発売された意欲作。
当時は後述のベストプレー、スーパーリアル、燃えプロ88と合わせて、夏の4大野球ゲームと言われた。
燃えプロの150万本超の売り上げに刺激されたか、この時期より野球ゲームファン層を狙って、各社が次々と意欲作を発表。

このハリスタは、12球団登場、バックスクリーン側からの視点切り替え、きわどいタイミングでのズームモード、牽制球、乱闘、育成要素などかなりの試みがなされており、ハリスタ派のユーザー層を獲得した良ゲーである。

年末には、選手データをシーズン終了時のものに入れ替えたマイナーチェンジ版、究極ハリキリスタジアム88が発売された。


「燃えろ!!プロ野球88決定版」ジャレコ/夏(wikiyoutube




昨年の大ヒットながらも、様々な不満点の残る出来だった燃えプロが新しくバイオリズム要素を取り入れて2作目をリリース。

単なるマイナーチェンジでなく、かなり洗練された作りとなっており、投球感、バットの当たり判定、打球の方向、守備などもかなりまともになっている。しかし1作目の汚名は拭いきれず大ヒットとはならなかったが、良ゲーの部類に入れてよい。


「スーパーリアルベースボール」バップ/7月30日(wikiyoutube




日テレ系列のバップより、当時日本野球機構より許可を受けて実名選手が登場する「プロ野球12球団面白認定ゲーム」と銘打って発売された。

野球ゲームにリアルさを追求する野心的な試みがなされており、捕球の際にもボタンを押さないと落球、後逸したり(つまり内野ゴロならゴロを捕る、1塁に投げる、1塁手が捕るの合計3回ボタンを押す必要がある)
また、守備時はバックネット視点固定なので、外野に打球が飛ぶと米粒のように小さいボールをこれまた米粒のように小さい人で捕球wという斬新な試みであった。

広告展開では「ベースボール、ファミスタ、燃えプロ、エキサイティング この4本は大事にしまっておきます。」「くろまてがクロマティになる」といった挑発的なキャッチコピーを使用し、発売前までは注目を集めた。

結果としては、前年の燃えプロなど消し飛ぶ程の駄作であり、アイデアと開発が噛み合なかったうえに、広告活動で勝手にハードルあげすぎて自滅。
クソゲーの代表格の一つに数えられ、当然ながら続編は出ることはなかった。


「ベストプレープロ野球」アスキー/7月30日(wikiyoutube




パソコン用ソフトとして既に発売されていた「ベストナインプロ野球」のファミコン移植作品。
これまでのアクション的操作で選手を動かし、投げて打って走って守って対戦すると言う楽しみとはかけ離れた、打順を組み、先発投手を選び、サインを出しながら監督としてペナントレースを戦い抜くという、当時のファミコンユーザーには「それの何が楽しいの?」と疑問符が出まくった作品。

しかも、発売元はファミ通のアスキーなので、ファミ通やログイン誌上では特集記事が掲載された。
特筆すべきは、選手データ27人(野手16人投手11人)全てが編集することが可能で、じわじわと売れ始め、秋には「ベストプレープロ野球新データ」も発売された。

そのデータ内容は、野手なら打席(右左)、引っぱりor流し、各守備位置の守備力×〜A(捕一二三遊外)肩力走力選球眼実績スタミナ巧打力長打力がそれぞれEからA、チャンスと対左指数が−2〜+2、打撃指数0〜が設定でき、例えば88年落合だと

おちあい RS ×CExCx CDAABCA+2+2 320

の様なデータとなる。

投手でいえば投法(利き腕)タイプ(本格派、直球派、変化球、軟投派など)球速、キレ、制球、安定、球質、投球術、回復指数が設定でき、例えば88年津田だと

つだ RO B+ 148 BDCBD 28

の様なデータになる。

語り出すと熱くなるので、ベスプレの話はまた今度。(参考記事:僕とファミスタとベストプレー


「ファミリースタジアム88」ナムコ/12月20日(wikiyoutube




そういった、後発の野球ゲーム4本の後に、発売されたファミスタ3作目は、この年唯一の100万本超え野球ゲームとなり、王者の面目は保たれた。

新進の後発ソフトに刺激を受けたのか本作は、打順の入れ替え、投手枠の増加、球場の増加、好調選手の設定、ファインプレー、エラーなどの大幅な機能追加がなされた。

惜しむらくは、今回のリニューアルで送球がかなり遅くなってしまい、内野安打や盗塁の成功率の上昇、守備時の負担が増加し、ファミスタらしいテンポの良さがやや損なわれてしまった点であろう。

この辺りから、ファミスタの常勝ムードにやや暗雲が立ちこめ始めるのである。(参考記事:【短期集中!】勝手にファミスタクロスレビュー!2【血迷い連載】


「プロ野球?殺人事件!」カプコン/1988年12月24日(wikiyoutube


耳の大きい「ガンアンツのエースいがわ」を操って、プロ野球界で起こった殺人事件を解決していくというアドベンチャーゲーム。テキストアドベンチャーというよりは、様々なミニゲームを通じてステージをクリアして行くたけしの挑戦状タイプ←

次回予告
89年、ファミスタに14本の野球ゲームが襲いかかる!業界は空前絶後の野球ゲーム旗揚げ乱立時代に突入する!

次回戦場は荒野

君は生き残ることが出来るか?