「椎弓を切り開いて、脊髄の通り道を後ろに確保する」という目から鱗な治療法を提示されたものの、不安は完全には消え去りませんでした。

右下半身の痛感鈍麻(痛いとか熱いとかが全くわからない)に加えて、左脚の垂れ足や両手指の痺れ、若干の排尿障害(残尿感的なもの)もあり、手術して本当にこれが治るんだろうか?治らなければ雪国である北海道に住むのは無理かもな...一体どうやって暮らしていこう?...と不安は募るばかりでした。

僕の場合は頸椎と胸椎に骨化箇所があり、二度にわけて手術することとなりました。

先にする手術は頸椎の椎弓を切り開く手術。後にする胸椎の手術は頸椎同様椎弓を切り開くだけでなく、胸椎部分を固定矯正するためのチタンのインプラントを設置することになりました。

というのも、胸椎部分は後湾しているので、椎弓を切り開いて後ろにスペースを確保しても、脊髄が後ろに逃げてきにくい。そこをチタンのインプラントで後湾をわずかでも真っすぐに矯正すれば、手術の効果を上げられるということでした。
合わせて、これはあくまでも医学的な根拠や証明があるわけじゃないけど、背骨が動くことで骨化の肥大が進むらしいという仮設もあるらしく、固定することでこれ以上骨化を進行させないようにする、という効果も見込んでいるとのこと。
もちろん、後湾している背骨を前湾させるほどの矯正効果はないし、実際のところはS字が緩やかになる程度のことなので、どれほどの効果が出るのかは実際に手術をしてみないとわからないとの説明もありました。

妙なもので、だんだん開き直ってきたのか、腹が据わってきたのか、どうせ今既に駄目なんだから効果があるかもしれないならやってもらおうじゃないの!っていう気分になって来て、遂に手術の申し込みをしました。

一度目の手術はGW中に決まりました。

その9につづく