第一回「ファミスタ大地に立つ」
一部の熱いご声援により、遂に再スタート!ファミコンの野球ゲームの全てを動画で振り返る!(というより、やったことないゲームも結構あるので、どっちかっていうと自分でも再発見って感じもあるけど・・・)
いいか!耳をかっ穿じってよ〜く聞け!
”ファミコンの野球ゲームはファミスタかベストプレーかそれ以外だ!”
そうだ!あとはそれ以外だ!←
ファミコン(1983年7月15日発売)において初めて発売された野球ゲーム。
チームが6つ選べること、投手が緩急や変化球が使えること、十字キーで各塁に送球出来ることなど当時としては画期的なアイデアがかなり採用されている。
一方で、選手の個性がない、送球は出来るが守備(野手の移動や捕球)は自動、などの不満な点も見受けられる。
しかし、チープとはいえアイデア満載のファミコン初の野球ゲームは、評価も高く、実に累計235万本という全スポーツゲームの中でWiisports(2006年)、ゴルフ(1984年)についで堂々第3位の売り上げ本数を誇るメモリアルな一本となった。
当時の容量や開発環境としては最高レベルの完成度であり、このソフト以降なんと3年以上もの間、野球ゲームがファミコンから発売されることはなかった。
◆1986年(1作品/全86作品中)
スーパーマリオブラザーズ(任天堂/1985年9月発売/累計681万本)の爆発的ヒットで、社会認知度も高まったファミコンゲーム市場に、突如現れたこのファミスタシリーズ第一作は、今をもってなお良ゲーの評価が高い。
任天堂による第一作「ベースボール」の不満点を、全てといっていいほど解消しており、上記の時代背景もあいまって累計205万本の大ヒットとなった。(参考記事:【緊急企画】勝手にクロスレビュー【そんなにファミスタが好きなのかよ?】)
◆1987年(3作品/全118作品中)
今や、クソゲーを通り越してバカゲー呼ばわりされているこの野球ゲームは、ファミスタの大ヒットに遅れること半年後に発売された。
当時、ファミコン雑誌と言えば「ファミリーコンピューターマガジン」が先行していた感があったが、パソコン雑誌「LOGIN」から派生した「ファミコン通信」が猛追をしている頃であり、この頃にはやや子供向けの「ファミマガ」より中高生以上向けの「ファミ通」の方がいわゆるゲーマーには高評価を受け始めていた。
そんな中、ファミマガの徹底的な提灯記事、ファミスタとの差別化(投球アングルがバックネット視点、左右変化に加え高低変化による投打の駆け引き、全12球団登場、選手数、リアルなグラフィックス、合成音声、演出)に食いつくユーザーも多く、158万本の大ヒットとなった。
一方で、致命的なバグ(バントでホームランやファールのあとはどんな球でもストライク)や、演出の差し込み過ぎによる試合テンポの悪さ(ファミスタ15分〜30分に対し、燃えプロ40分〜1時間強)や操作性の悪さなどが露見し、発売日翌週から中古市場を賑わすこととなった。(燃えプロを発売日に買った友達の家に集合し、1時間程みんなでプレーした時のあの空気w)
結果としてファミスタの凄さを再認識させることになってしまうのである。
コナミ初の家庭用野球ゲーム、投打のシーンは現在パワプロに受け継がれている。
打球感と守備感のバランスが悪く、残念ながらヒットせず、続編が作られることもなかった。コナミがパワプロを発表し、野球ゲームの盟主となるのはまだまだ先のことである。
前作の大ヒットを受けて、発売された翌年版。
ほぼマイナーチェンジ版ではあるが、やや投高打低にバランス調整がなされ、チーム数も増加し、87年シーズンの成績が反映され、新鮮もないことはない。またMチーム(メジャーリーガーズ)が初登場した。
次回予告 88年夏!さらに4つのゲームタイトルがしのぎを削る!ファミスタの牙城を崩すのはどこだ?次回「ファミスタ破壊命令」
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