「リアル麻雀を打ってみたい!」
「フリー雀荘デビューしてみたい!」
「仲間内でセットとかではやったことあるけど、フリー雀荘デビューだと、知らない人ばかりだし...」
こういった人が一番気にしているのが「点数が数えられない」ことだと思います。
フリー雀荘デビューの人をたくさん見てきて「点数が数えられない」と言っている人には
A、役はわかるけど符計算が出来ない
B、実は手役も微妙に自信がない
の2種類のタイプの人がいると気づきました。
A、のタイプの人は気にせずフリー雀荘デビューしちゃって下さい。
問題はB、の「点数だけじゃなく手役も微妙」なタイプの人です。
もちろんそれでもフリー雀荘で遊んでも何の問題もないのですが、役がわからないと勝率は大幅に下がってしまいます
B、のタイプの人が知らず知らずのうちに大損しているパターンは大きく分けて2つあります。
(B-1)役がつくことに安心したいばかりに役牌や風牌をノータイムでポンしてしまう
麻雀には1翻しばりという絶対のルールがあります。
13牌+1牌で形上で和了りになっていても、「なにか一役つけないと和了れない」というルールです。
手役がわからないと、どうしても役牌や風牌を脊髄反射でポンしてしまうのです。
もちろんそれ自体は悪いことでは決してありませんが、本当は鳴かずにリーチを目指したほうが得だったり、役牌を落としてタンヤオやピンフリーチを目指したほうが得だったりすることもあります。
例えば上記のような手牌で中をポンするとほぼほぼ役牌ドラ1の2千点です。
でも鳴かずにもうひとメンツの種である3〜7の牌をツモってきたときに1sや1mを外していけば、最高形は満貫・跳満・倍満まで見える手なんです。
メンタンピンツモ三色ドラドラ赤
手役がわからずに脊髄反射で役牌をポンしてしまうと、こういった勝負を決める和了りを手放してしまいます。
(B-2)和了ったことのない役を無理に作りにいってしまう
初心者の時期は「三色和了ってみたい!」「一気通貫和了ってみたい!」「純チャン和了ってみたい!」と、まだ和了ったことのない役に気持ちが行ってしまい、配牌の時点でツモを無視して決め打ちしてしまう傾向があります。
もちろん、そういった好奇心をもって麻雀そのものを楽しむのはとても良いことです。
ただ決め打ちすると有効牌が限られるので聴牌スピードが格段に落ちてしまいます。
★高打点でゲーム終了を目指せ!
特に初心者が上級者を相手にしてトップを取るには「高打点を和了って」「誰かを飛ばしたり※」「コールドゲーム終了※」をするのが一番効率が良いのです。
ですので状況に合わせた手作りの出来ない初心者のうちは、一発裏ドラのつくリーチをドンドン打って、点棒を増やすのが基本軸になります。
これに合わせて手役がわかれば「ドラや赤+手役」で満貫以上の打点を作ることが出来るようになります。
※誰かの持ち点がマイナスになった時点でゲーム終了=飛び終了となるルール
※フリー雀荘には6万点到達でゲーム終了などのコールドルール採用店が増えてきています。
★最低限「手役」と「翻数」だけ覚えればオッケー!
え?たったそれだけ?と思われると思いますが、まじでそれだけでオッケーです。
↓の記事で紹介している動画や「ネット麻雀天鳳で覚える麻雀入門」「これが東大式!はじめてでもよくわかる麻雀入門」などの入門書で、まずは100ゲームくらい麻雀アプリをプレイしてみて下さい。
(参考記事)マージャン打とうぜ!ルールや役がわからない初心者から中級者向けまでオススメの本やアプリ10選+α
★誰も教えてくれないフリー雀荘のマナー
最後に、動画や戦術書では触れられていないフリー雀荘のマナーについて触れておきます。
フリー雀荘は対人ゲームなので、ルール以外にマナーと呼ばれる項目があります。
・きちんと発声をする
ポン・チー・カン・ロン・ツモ・リーチの発声をちゃんとする。発声をしないでリーチをしたりする人がいますが、メチャメチャ印象悪いです。
・山を前に出す
局の始まりにまずツモ山を前に出すクセをつけましょう。その際、やや右側が前に出るように斜めに出します。
その際、前に出しすぎず、自分の河三段分のスペースが残るようにしましょう。
・ツモ牌に触れたらポン・チー・カン・ロン不可
自分のツモ牌に触れた時点で、鳴いたりロン和了したりすることは出来ません。
ありがちなのが、ツモ牌に触ったあとに、「あ、チー」「触っちゃうともう鳴けませんよ」となるパターン。
実際にはあと1ミリ手前で触ってなかったとしても、触ったと見なされるくらいでもアウトになることがあるので、しっかり上家の人の打った(河に並べた)牌を確認してからツモるようにしましょう。
・山より前に牌を置いたら捨てたことになる
自分の目の前の牌山より前(自動卓から上がってくる牌山の線)よりも前に牌を置くと河に捨てたとみなされます。
ありがちなのが、リーチ中にツモった牌を(本当は和了り牌だったのに)間違って山より前に捨ててしまうパターン。
「あ、これツモでした!」と言っても「もう捨てたので...」と言われ、そのまま和了り放棄となり、流局後はノーテンの扱いとなります。(チョンボではない)
お店によってはフリテン扱いとなることもあります。
その場合は、単なるフリテンなので、もう一度和了牌をツモれれば和了れます。(ロン和了は出来ません)
・点棒やチップを投げない
相手に和了られたときに支払う点棒やチップを投げる人がいますがNGです。
また、点棒を手渡ししようとする人も稀にいますが、これもNG。
相手の取りやすい位置にそっと置くようにしましょう。
・打牌はソフトに見やすく
河に牌を捨てる時、和了牌をツモった時、パチーンっと強打するのは気持ちいいしかっこいいのですが、令和のフリー雀荘では嫌われる行為のTOP3に入ります。
また、親指切りの人や二指被せ切りの人に多いのが「指離れが悪く何を捨てたか分かりづらい」です。
特にマンズの数字の部分を隠さないように牌を捨てるようにしましょう。
・(点棒の支払い1)自分のリーチ棒が残るように支払う
アプリなどと違ってリアルな麻雀では点棒に限りがあります。
赤棒(1万点)・・・1本
黃棒(5千点)・・・2本
青棒(千点)・・・4本
緑棒(5百点)・・・1本
白棒(百点)・・・5本
色は自動卓の機種などによって違いますが、種類と本数の構成はほぼこのようになっています。
(これに加えて箱下支払時に使用する黒棒(1万点)が入っていますが、通常は使いません)
例えば東1局に3900点を振り込んだ場合は5千点棒1本で支払って、1100点のお釣りをもらいます。
・(点棒の支払い2)百点棒を押し付けない
これも初心者の人に多く見られるのですが、例えば先ほどの3900点の支払い時に、
千点棒3本に、残りの900点を5百点棒1本+百点棒4本で支払うのも、アウトではないですがNGです。
また、1000点の支払い時に、5百点棒1本+百点棒5本で支払うのもオススメしません。自分の点箱に千点棒が無い時は5千点支払って4千点のお釣りをもらいましょう。
・手牌に関することを言わない
「安全牌がない...」「オナテン(待ちが一緒)かぁ?」「国士怖っ!」など、自分の手牌や相手の進行に関することなどを口に出してしまわないように気をつけましょう。
見えている牌(自分の手牌や河に並んだ牌)から類推するという麻雀のゲーム性が損なわれてしまいます。
・あからさまに不機嫌にならない
これは初心者に限ったことではありません。
「なんで俺だけ負けるんだ?」「俺のほうが上手いのに」「3面待ちがクソ辺張に負けた!」などなど、自分に不都合なことが起きたときにあからさまに不機嫌になる人がいます。
フリー雀荘でお客からも店員からも最も嫌われる行為です。
そもそも麻雀は理不尽なことが起こるゲームです。そしてだからこそ面白いとも言えるのです。
役をマスターしてマナーを守ってプレイすれば、フリー雀荘はあなたにとって棲みやすい交流と遊びの場所になりますよ!
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