◆9月19日午前中に右ひじの手術→成功

現地9月19日、エンゼルスの大谷翔平選手が、損傷した右肘靭帯の手術を受けたことを代理人のネズ・バレロ氏が発表しました。

また大谷選手自身もインスタグラムで

「早朝に手術を受け無事成功しました。不本意ながらシーズン途中でチームを離れることになりましたが残り試合のチームの勝利を祈りつつ、自分自身一日でも早くグラウンドに戻れるように頑張ります」

と日本語と英語で投稿しました。

執刀医は2018年と同じくロサンゼルス市内の「カーラン・ジョーブ・クリニック」のニール・エラトロッシュ医師。

エラトロッシュ医師は

「翔平と検討した結果、最終的なプランは当面の問題箇所を修復し、右肘の寿命を延ばすために生存可能な組織を追加しながら、適切な位置に健康なじん帯を強化することだった」

と発表した上で

「完全な回復を期待している。24年の開幕に制限なく打撃を行う準備ができており、25年には投打両方でプレーすることができる」

と予想しています。

エンゼルス球団

「最終的な決断と手術の種類は全体像に重きを置いた。
ショウヘイは今後、何年も二刀流を継続するためにあらゆる方向性を確保したいと考えた。
彼は休んでいて元気で、回復への道を進むことに興奮している」

と発表。

翌20日、エンゼルスのフィル・ネビン監督

「先ほどイッペイと話した。ショウヘイの様子を確認しているが、彼は元気だ。今は回復段階だが、プレーを再開するのが楽しみだ」

と大谷選手本人とは話せなかったが、水原一平通訳と電話連絡し、術後の経過が順調だと明かしました。



◆手術の内容は不明「人工靭帯とのハイブリッド型か?」


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画像引用:スポニチAnnex


今回大谷選手が受けた手術は、2018年に受けたトミー・ジョン手術ではないと予想されています。

エラトロッシュ医師の発表で「生存可能な組織を追加」とあることから、恐らくインターナル・ブレースと呼ばれる人工靭帯を使用したと思われます。

インターナル・ブレースはコラーゲンを含んだポリエチレン製の人工繊維のことで、最短約6カ月と術後の復帰が早いことがメリット。

かつては膝の靭帯手術に人工靭帯が使われていましたが、被験者が少なく副作用などのデメリットは未知数です。

さらに「適切な位置に健康なじん帯を強化」とも表現されており、これまでのトミージョン式インターナル・ブレースを組み合わせた「ハイブリッド型」と呼ばれる術式ではないか?と予想されています。

「ハイブリッド型」は、「インターナル・ブレースのみ」最短約6カ月には及びませんが、旧来の「トミー・ジョン手術」約18カ月~24カ月と比較して、約14カ月~24カ月と復帰時期は若干早まる模様。

2021年9月には現ツインズの前田健太投手が日本人として初めてこの手術を行い、約19か月後の2023年4月に復帰登板を果たしています。



◆肘靱帯損傷発覚からの流れ
日時は現地時間

8月23日
レッズ戦Wヘッダー第1試合に登板し2回1死で緊急降板。球団側は「右腕の疲労」と発表
Wヘッダー第2試合にDHとして先発出場
試合後、ミナシアンGMが右肘靭帯損傷を明かし、今季の登板がないと発表。

9月19日
午前中にロサンゼルスで患部の手術を行い成功したことを発表。(術式不明)

9月30日
現地最終シリーズとなったアスレチックス戦で行われたチームMVPの表彰式に参加。翌日の最終戦でもベンチに姿を表しチームメイトと触れ合う。個人会見はなし。

12月9日
自身のSNSでロサンゼルス・ドジャースと10年7億ドルで契約したことを発表。

12月14日
ドジャースタジアムで入団会見を行い、質疑応答の中で「前回とは違う術式だったこと」を明らかにした。詳しい術式内容については「専門家ではないので執刀医に」と返答するに留めた。
この時点ですでに素振りが出来るまで回復しており、開幕打者としての復活出場の目処が立っていると語った。




◆これまでの故障と治療

・2018年

大谷選手はメジャーデビューとなった2018年にも、右肘を故障し治療を行っています。

6月7日
右肘側副靭帯に2度の損傷が見つかり、多血小板血漿(PRP)注射幹細胞注射の治療を受ける(翌6/8に10日間の故障者リスト入り)

7月3日
DHで打者として復帰(マリナーズ戦)

9月2日
復帰登板(アストロズ戦)

9月5日
右肘靭帯に新たな損傷が見つかる

10月1日
トミージョン手術を受ける


・2019年

翌2019年は、投手としてはリハビリを続けながら打者として出場。
チームのプレーオフ出場消滅と同時に、先天性の分裂膝蓋骨の手術を受けシーズンを終了。

5月7日
打者として復帰(タイガース戦)

9月13日
分裂膝蓋骨の手術を受ける。(全治8〜12週間)


・2020年

新型コロナウィルスの影響で開幕が7月下旬となった2020年シーズン。
二度目の登板後に右肘靭帯を覆う筋肉を故障。

7月26日
復帰登板(アスレチックス戦)

8月2日
復帰後二度目の登板(アストロズ戦)1回1/3で降板

8月3日
右屈曲回内筋群の損傷(投球再開まで4~6週間)と診断され、同年中の登板は終了


・2021年

二刀流イヤーとなった2021年に投打で躍動。MVPを受賞しました。

4月4日
「2番・投手」で、自身初のリアル二刀流での先発登板(ホワイトソックス戦)





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