第5回WBC決勝戦。大谷翔平選手を擁する日本代表が、アメリカ代表を打ち破り、14年ぶり3度目の世界一に輝きました。
前日の準決勝メキシコ戦での劇的な逆転サヨナラ勝ちに続き、この日は大谷選手が最終回にリリーフ登板。
エンゼルスのチームメイトであるマイク・トラウト選手を空振り三振に打ち取り、胴上げ投手となりました。
二夜連続となるドラマチックな展開にネット上では
「信じられない野球ゲームだ!」
「ドラマ以上にドラマ」
「映画のようなエンディング」
「史上最高のWBCだ」
「世界にSHOWを見せつけた」
と驚きの声が上がりました。
全7試合に出場した大谷選手は、打っては全試合安打を含む10安打1本塁打8打点、打率 .435、出塁率 .606、OPS 1.345と大活躍。
さらに投手としても、3試合に登板し最多イニング9.2回を投げ、2勝1セーブ。
被安打5、2失点、奪三振11、防御率1.86、WHIP 0.72の圧倒的な成績を残しました。
投打フル回転の活躍でチームの優勝に貢献した大谷選手は、大会MVP、ベストナインにも選出され、世界中から惜しみない賛辞が寄せられています。
◆劇的サヨナラ打で決めた決勝進出「大谷が吠え、村上が打ち、周東が走り抜けた」
前日に行われたメキシコとの準決勝。先発の佐々木朗希投手が4回表に先制3ランを浴び、日本代表は劣勢に立たされます。
日本打線も再三チャンスを作るものの、後一本が出ず重苦しい展開。
5回には岡本和真選手の放ったホームラン性の当たりが、左翼ランディ・アロサレーナ選手のスーパーキャッチで阻まれ、なかなか主導権を握ることができませんでした。
7回、今大会絶好調の吉田正尚選手が3ランで同点に追いつきますが、5回からリリーフ登板していた山本由伸投手が8回に2本の2塁打を浴び、5-3と相手に勝ち越されてしまいます。
その裏、山川穂高選手の犠牲フライで1点差に詰め寄った9回裏。日本中を感動の渦に包み込むサヨナラ劇が待っていました。
最終回、先頭打者はこの試合「3番・DH」でスタメン出場していた大谷選手。
メキシコの守護神、ジオバニー・ガイェゴス投手の初球をいきなり右中間へ弾き返すと、大谷選手はヘルメットを自ら脱ぎ捨て二塁へ全力疾走。
二塁に到達した大谷選手は両手を突き挙げて感情を爆発させ
「Come on!」
と何度も叫び、チームを鼓舞します。
勢いに乗った侍打線は続く吉田選手が四球を選び無死1、2塁の逆転サヨナラのチャンスを作ると、ここまで不振が続いていた村上宗隆選手が中超えの二点適時打を放ち、大谷選手に続いて代走の周東選手がサヨナラのホームイン。死闘に幕を下ろしました。
解説を務めていた槙原寛己氏は
「大谷があんなにヘルメットを飛ばして走る姿なんて見たことない。ベンチに大アピールですね。嬉しいですよね。こんなに全力で」
と声をつまらせ、逆転のきっかけとなった大谷選手の走塁を絶賛しました。
韓国メディア『Edaily』も大谷選手の激走に敏感に反応。
「ドラマチックなファイナル進出の足掛かりを作ったのはオオタニだった。
最終回にメキシコ投手のチェンジアップを上手く捉え、ヘルメットが気になったのかそれを脱ぎ捨てると、二塁上で雄叫びを上げた。あんなオオタニの姿を見たことがない」
と評し
「試合中、メキシコに引き離された時もオオタニはずっとダグアウトで声を出し続け、仲間たちを鼓舞していた。チームに“やれるんだ”という雰囲気を作っていたのは彼だ。やはりスーパースターなのである」
と最後まで勝利を諦めない大谷選手の姿勢を褒め称えました。
また、起死回生の一打を放った村上選手にも、現地の記者から絶賛の声が寄せられています。
米放送局『Bally Sports West』の解説者でお馴染みのマーク・グビサ氏は
「史上最高の試合だ!ムラカミの逆転2点サヨナラタイムリー!!オオタニさんがその場面を作り出した!SUGOI!」
と驚きを伝えると、米スポーツ専門局『ESPN』のジョン・リー記者も
「信じられない野球ゲームだ!」
と大興奮。
米スポーツ専門局『FOX Sports』のコメンタリーを務めるスティーブン・ネルソン氏は
「ムラカミに私は感激している。彼は苦労の末にここまでたどり着いた。本当に......最高すぎる」
と、これまで不調に苦しめられていた日本の主砲の一打に賛辞を送りました。
大谷選手も試合後
「なかなか結果が出ずに苦しかったと思いますけど、必ず打ってくれると思っていました」
と村上選手を信じていたことを明かし、その復活に喜びを語りました。
また、一塁から快足を飛ばしてサヨナラ生還した周東佑京選手にも注目が集まりました。
『MLB公式サイト』のサラ・ラングス記者は
「2023年のWBCのMLB球場で行われた試合のなかでは、一塁からホームに到達した10.28秒は2番目に速い!」
と驚愕。
米スポーツアナリストのジェレミー・マシーノ氏も
「ウキョウ・シュウトウが秒速30.4フィート(約9.3メートル)のスプリントスピードに達した。
一塁からホームまで僅か10.3秒(正確には10.28秒)で、三塁からホームまでは3.08秒で到達している!ほとんどの野手は、このプレーだと間に合わない!」
と日本が誇る韋駄天に目を丸くしました。
米スポーツ専門局『Bally Sports West』のアナリスト、パトリック・オニール氏は、この試合を総括し
「私が野球を愛する理由のひとつは、この日本とメキシコの準決勝のようなドラマがあるからだ」
と強調。
「いったいなんと表現したらいいんだろう。日本の凄まじい野球だ。スリラーだ。
オオタニが舞台を整え、そしてムラカミがそれをモノにする。これ以上ないほどに信じられないような試合だった。メキシコも素晴らしかった」
と両国の健闘を称えました。
◆村上同点弾!初の日米決戦は息詰まるロースコアの投手戦
WBC史上初となった日米による決勝戦は、ロースコアの緊張感あふれる名勝負となりました。
試合が動いたのは2回表、今大会絶好調のトレイ・ターナー選手が、日本先発の今永昇太投手から、大会通算最多タイの第5号となるソロアーチで先制。
その裏、前日殊勲打を放っていた村上選手が、アメリカ先発のメリル・ケリー投手の初球を右翼席にたたき込み、すぐさま同点に追いつきます。
飛距離432フィート(約131.7メートル)、打球速度115 マイル(約185.1キロ)の日本の主砲が放った一発に、米スポーツ専門局『FOX Sports』がすぐさま
「日本からの即答だ!」
と伝えると、米メディア『Barstool Sports』のジャレッド・カラビス記者も
「ムネタカ・ムラカミがアッパーデッキまでミサイルをかっ飛ばした!」
とツイッターに投稿。
米スポーツ専門局『ESPN』のアルデン・ゴンザレス氏も
「なんてこった!」
と感嘆の声を上げました。
さらにこの回、日本は単打と四球で1死満塁とすると、ラーズ・ヌートバー選手の内野ゴロの間に三塁ランナーが生還。1-2と勝ち越しに成功します。
続く4回には、前日ホームラン性の打球を阻まれていた6番・岡本選手がメキシコ戦のお返しとばかりソロ本塁打を放ち、1-3とリードを広げます。
日本は序盤から小刻みに継投リレーを展開。
2番手・戸郷翔征投手が3回4回を無失点で切り抜けると、20歳の高橋宏斗投手が、マイク・トラウト選手、ポール・ゴールドシュミット選手を三振に打ち取ります。
さらに6回には伊藤大海投手が3者凡退、7回には大勢投手がランナーを背負うもダブルプレーで切り抜け、2点のリードを保ったまま、8回9回の最終盤を迎えます。
◆ダルビッシュ→大谷の超豪華リレー!ブルペンとベンチを走って往復
両投手陣とも中盤以降得点を許さない緊迫した試合展開の中、日本側のブルペンの動きに世界中が驚きの声を上げます。
侍ジャパンが1−3と2点リードした5回、まずダルビッシュ有投手が外野の奥にあるブルペンに向かうと、それに続いて「3番・DH」でスタメン出場していた大谷選手もブルペンへ移動。
試合前から「自分にできることは何でもしたい。それが投げることであれば、一生懸命頑張りたい」とリリーフ登板を示唆していた背番号16が、ついに動き出します。
過去WBCにおいて誰もが成し得なかったリアル“二刀流”の姿に、『MLB Pipeline』のサム・ダイクストラ記者も
「今まで見たなかで、最も威圧的なブルペンへ向かう姿だった」
と驚きを隠せず。
米メディア『Dallas Morning News』紙のエバン・グラント記者も
「ダルビッシュとオオタニがブルペンで投げている。とんでもないことになる......正気の沙汰じゃない」
と日本が誇る豪華リレーを冷や汗まじりにツイート。
しかも大谷選手は自らの打順が近づくとブルペンからベンチ、味方が守備につくと再度ブルペンへと走って移動を繰り返します。
エンゼルスの専門サイト『Rocks in the Outfield』も
「これは実に興味深い。今までブルペンからダグアウトに走って準備する選手はいただろうか?」
と、大谷選手の調整がいかに稀有なものであるかを伝えます。
さらに回ってきた7回裏の打席では、快足を飛ばして遊撃内野安打。
ブルペンでの調整に加え、打って走ってと大忙しの大谷選手に、米人気アナリストのジャレッド・カラビス氏も
「あんなに遠くに打球を飛ばして、強い球を投げて、速く走るなんて......フェアじゃない」
と驚きと称賛のコメントを送ります。
解説の松坂大輔氏が
「8回にダルビッシュ有投手、9回に大谷翔平選手がいくんですかね」
と予想した通り、8回のマウンドにはダルビッシュ投手があがりました。
ダルビッシュ投手は、1死からナ・リーグ本塁打王のカイル・シュワーバー選手にソロアーチを浴びたものの、この1点に抑え、日本最年長右腕の貫禄を見せます。
◆「泥だらけのストッパー」トラウトへの渾身の6球
そしていよいよ最終回、侍ジャパンは「守護神・大谷」をマウンドに送ります。
2016年のクライマックスシリーズ以来となるDHを解除してのリリーフ登板。
3月31日の開幕投手に指名されていた大谷選手は、この試合には登板しないのではないか?と予想されていました。
しかし、エンゼルスのフィル・ネビン監督が「トラウトとの対決を見たくない人はいるのかい」と、1イニング限定での登板を許可。
栗山監督も試合後
「あえて僕の方からはそこは一切アプローチしなかった。
彼らが逆に勝ちたいと思ったときに、何かアプローチしてきてくれると思っていたので、2人ともあるタイミングでいきますということを言ってくれた。
今日も翔平がブルペンにいくタイミングが難しかったので、練習中に裏の導線とかをいろいろ見に行ったんですけど、翔平は『大丈夫です、自分でやりますから』と。翔平らしいなと思いました」
と、この日の登板が大谷選手、ダルビッシュ投手ともに自発的だったことを明かしています。
エンゼルスの協力的な姿勢や世界一にかける思いを胸に、大谷選手はゆっくりとマウンドに向かいます。
侍ジャパン公式サポーターの中居正広氏が「泥だらけのストッパー」と表現した通り、大谷選手のユニフォームには、打者としてベース上を駆け抜けた時の土がびっしりと付いていました。
大谷選手がマウンドで投球練習を始めると、この試合の解説を務めていた古田敦也氏も
「本当に信じられない出来事が、いま目の前で起きている。すごい光景だな......数々の伝説を作ってきてWBC決勝でまた作るのか......」
と感嘆の声を漏らし
「球史に残るどころではない。この先、同じことが起こることはもうないと思います」
と断言。WBC決勝という最高の舞台で実現した”クローザー・大谷”に敬意を示しました。
同じく解説の松坂大輔氏も
「普通では考えられないぐらいの負担がかかっている」
と大谷選手のコンディションを心配しながらも
「それを一切見せない大谷選手は本当にすごい。このまま全世界の野球少年、少女に夢を与え続けてほしい」
と二刀流の真骨頂を見せる大谷選手の姿にエールを送りました。
先頭のジェフ・マクニール選手をフォアボールで塁に出すも、続くムーキー・ベッツ選手を併殺で打ち取り、2アウト。
2死走者なしの場面で、アメリカの象徴にして主将、そしてエンゼルスの盟友マイク・トラウト選手がバッターボックスに向かいます。
米放送局『Fox Sports』の名物アナリスト、ベン・バーランダー氏が
「この素晴らしいWBCに、これ以上ないほどドラマチックな結末が待っている。
ショウヘイ・オオタニがチームジャパンのラストを締めくくる。
マイク・トラウトが3番目の打者として登場する予定だ。これは映画だ」
と、ア・リーグを代表するMVP同士の究極の対決を興奮気味にレポート。
トラウト選手に対し、大谷選手は160キロ超えのストレートを連発、2ストライクと追い込みフルカウントからの6球目。
大谷選手の投じた渾身のスライダーを強振したトラウト選手のバットが空を切ります。
盟友トラウト選手との頂上決戦を空振り三振で制すと、大谷選手はグローブとキャップを投げ捨てて喜びを爆発。
日本の誇る二刀流スターが、日本に3度目の世界制覇をもたらしました。
試合後、インタビューに答えたトラウト選手は
「すべての野球ファンが観たかったと思う。この1か月半、そのことについての質問にずっと答えてきたんだ。他の方法で終わると思っていたかい?」
と運命的な対決について語った上で
「オオタニは本当に厄介なものを持っていて、最後のはいい球だったね」
と大谷選手の決め球を絶賛。最後に
「第1ラウンドは彼の勝ちってことだね」
と、さりげなく次回WBCでの再対決を匂わせました。
大谷選手も
「一度経験しているので、それが大きかった。その経験が準備の仕方だったり、『全然いけるんだ』という気持ちにさせてくれた」
と、2016年以来7年ぶりとなるクローザー登板について語り
「打たれても、抑えても悔いの残らないような球を投げたいなと思った。素晴らしいバッターですし、なんとか抑えられて良かった」
と満足げに語りました。
最高の舞台で初の対戦となったトラウト選手については
「誰よりもチームメイトが、人間性も含めて彼のすごさというのを、どれだけ素晴らしいかというのをわかっている。
だからベストのボールを投げないと抑えられない打者だと思って投げました」
と尊敬と称賛を交えてコメント。
お互いにリスペクトし合う大谷選手とトラウト選手には、世界中から賛辞が送られました。
◆「大谷vsトラウト」がWBC史上最高の場面に選定「まるで映画だ」
『MLB公式サイト』が、WBC決勝で実現した「大谷vsトラウト」対決を、「WBC史上最高の場面」に選定。
これまでのトップは、米代表のアダム・ジョーンズ選手が、ドミニカ代表のマニー・マチャド選手の放った大飛球を、ジャンプ一番捕球した“本塁打キャッチ”でした。
同メディアは
「誰もが望んでいた夢の対戦が、トーナメントで最も重要な瞬間に実現した。『大谷翔平vsマイク・トラウト』という映画のようなものだった」
と表現。
最後の最後に実現した両国を代表するスーパースター同士のマッチアップに賛辞を送りました。
米メディア『Barstool Sports』のジャレッド・カラビス記者も
「これは史上最高のWBCだ」
と強調。
「スタートからゴールまですべてが最高だった。ショウヘイ・オオタニが1点差の9回のマウンドに立ち、マイク・トラウトを三振させて優勝を決めたのは、ハリウッド映画のようなエンディングだった。
本当にすべてのストーリーが信じられないものだった。絶対的に野球は素晴らしい。世界にSHOWを見せつけたんだ」
と熱弁しました。
韓国メディア『イルガン・スポーツ』も
「漫画野球、筋書きのないドラマの主人公を演じたのはやはり大谷だった」
と題して記事を展開。
「日本代表は史上最強チームの呼び名に相応しく、7戦全勝で頂点に駆け上がった。
完璧と形容していい勝ちっぷりで、決勝のアメリカ戦でも投打ががっちりと噛み合った。そんななかでも異彩を放ったのが大谷だ。
なんと誰もが驚くリリーフで登場し、“二刀流”でトラウトとの豪華対決を制してゲームを閉めたのである。スーパースターは漫画野球の真髄を見せつけた」
と激賞。
SNS上では
「どんな映画よりも完成度が高い」
「大谷の大谷による大谷のためのWBCでした!」
「こんなシナリオ書けない」
「世界一のドラマだ」
「世界最高の選手を俺たちは見ている」
など驚きのコメントが殺到しました。
◆MVPとベストナインを受賞「オオタニという天才の存在を語り継ぐ」
試合終了後には大会MVPとベストナインが発表され、大谷選手はMVPに加え、投手部門と指名打者部門でベストナインに選出されました。
また、WBC史上最多打点13を記録した吉田正尚選手も外野手部門で選出されました。
米放送局『Fox Sports』も、歴史的な活躍で大会MVPに輝いたサムライを大絶賛。
「ショウヘイ・オオタニ、“ユニコーン”エッセンスをWBCで存分に発揮する」と銘打ち
「この2週間、世界最高の野球選手たちがワールド・ベースボール・クラシックに集うなか、ある事実が顕著になった。大会全体で2ウェイプレイヤーは1人しかいない点だ。
その名はショウヘイ・オオタニ。そのスター性を間近で見てきた人たちが語るには、オオタニは単なる打者や投手以上の存在である。
28歳の彼は、野球の歴史の中で他のどの選手も達成できなかった方法で、両方の技術を習得している」
と熱弁。
さらに
「私たちはオオタニがこのスポーツに与えた影響を、この先もずっと忘れない。
選手、コーチ、監督、ファンは、孫にオオタニという天才の存在を語り継ぐ。
しかし、最も素晴らしいのは、彼にはまだ多くのゲームが残されている点だ」
と絶賛。大谷選手のさらなる活躍にエールを贈りました。
韓国メディア『Edaily』も
「完璧な選手たちがなし遂げた完璧な勝利。それでも、やはり大谷の、大谷による、大谷のための完璧な舞台だった」
と日本代表と大谷選手の成し遂げた偉業を称賛し
「大会を通して誰もがグラウンド後の振る舞いを含めて、偉大なる大谷に圧倒され続けた。
決勝ではダグアウトとブルペンを行き来する姿もあったが、我々は世紀の大一番で、信じられない非現実的な光景を目の当たりにしたのだ」
と驚きを隠さず伝え、最後に
「表彰式で大谷は大会MVPに選出された。異論など皆無だ。ユニホームにはスライディングした際についた土がびっしり。どこまでも絵になる男である」
と惜しみない賛辞を送りました。
同じく韓国メディア『イルガン・スポーツ』も圧倒的なスタッツを紹介した上で
「大谷が大会MVPに選ばれたのは当然の結果だ。日本代表が繰り広げた筋書きのない名作。大谷だからこそ、最後まで主人公を張れたのだ」
と称賛。
台湾メディア『yahoo!新聞』は
「スーパーエースの大谷のリリーフで見事に幕を閉じ、日本が3対2で勝利し、14年ぶりにWBCを制した。
試合後、主催者がMVPを発表した。日本代表のスター、大谷であることには誰も驚かない」
と大谷選手の活躍を伝えました。
かねてより「伝説の域を越えている」「MLB選手に化けた神話的な存在」と、大谷選手をリスペクトしてやまないプエルトリコ代表のマーカス・ストローマン選手も
「オオタニに10億ドル(約1330億円)あげろよ! あいつは野球場に現れた神話的なユニコーンか神だ」
と自身のツイッターに投稿。
世界中のファンからも
「メジャーリーグ漫画のリアルバージョン」
「神トラウトがオオタニのボールにかすりもしない…」
「これが本物のWBCだ」
「漫画が現実になった」
「超クール!正真正銘の世界一!」
など驚きと称賛のコメントが続々と寄せられました。
花巻東時代に作った人生目標シートに「WBC日本代表MVP」と記していた大谷選手。
誰もが想像もできないフィクションすらも超越する大活躍で、自らの夢を実現してみせました。
◆悲願の胴上げ投手「本当に素晴らしい経験だった。間違いなくベストな瞬間」
「国を代表して戦う誇らしさもそうですし、自分の国のトップの選手、各国の素晴らしい選手とやるのは、本当に素晴らしい経験だった」
と大会運営に感謝を述べ、激闘を振り返った大谷選手。
日本を3大会ぶりの世界一に導き、胴上げ投手となったこの日を
「間違いなくベストな瞬間」
と強調した上で
「出たいですね。一定のレベルに居続けることが条件。最善の努力をしたい」
と、3年後となる第6回大会出場にも意欲を覗かせました。
悲願の世界一を達成した二刀流スターは
「きょう勝ったからと言って達成されたとは言えない。通過点としてそこに向かっていきたい」
と留まることなく未来を見据えました。
◆「最高の瞬間をありがとう」
「正直終わってしまって寂しいが、チームに帰ってこれからシーズンが始まるので、それに備えて、寂しいけど、また頑張りたい」
とチームメイトたちとの別れを惜しんだ大谷選手。
試合後には自身のインスタグラムを更新し、共に戦った侍ジャパンの集合写真とともに「最高の瞬間をありがとう」と感謝の言葉を綴りました。
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