【大谷翔平】敵将大絶賛「世界一の野球選手。彼のことが好きではない者はいない」【海外の反応】
メジャー挑戦6年目となる2023年シーズンも、球史に残る活躍を果たした大谷翔平選手。
打者として日本人初となるリーグ本塁打王に輝いただけでなく、投手としてもチームトップの10勝を挙げ、世界最高峰の舞台で「エースで4番」を体現して見せました。
ポジションごとに最も打撃の優れた選手に贈られるシルバースラッガー賞において、ア・リーグ指名打者部門で選出。
大谷選手が同賞を受賞するのは、2021年以来2度めのことです。
さらに今季はシーズンMVPの受賞が確実視されており、もし満票で選出されれば、2021年と合わせて2度めとなり、メジャー史上初の快挙となります。
今オフFAとなった大谷選手にはMLB各球団や現地ファンから熱烈なラブコールが送られており、その去就に注目が集まっています。
今回の動画では、今季大谷選手と対戦したメジャーの強豪チームの監督たちによる絶賛の声ををまとめてご紹介。
ワールドシリーズを制覇した名将や、野球殿堂入りが確実視されているレジェンドたちは、大谷選手の活躍をどのように表現しているでしょうか?
◆「いま世界で最も素晴らしい選手。歴史上最も偉大な選手になるだろう」レンジャーズ ブルース・ボウチー監督
今季ワールドチャンピオンに輝いたテキサス・レンジャーズの名将も
「信じられないほどすばらしいアスリートだ」
と大谷選手を手放しで称賛しています。
エンゼルスのマイク・トラウト選手が「これまで見たことがない」と驚愕したのが6月12日から始まったレンジャーズとの4連戦。
大谷選手は12打数7安打4本塁打8打点、打率.583と打棒が爆発。
投打同時出場した15日の試合では特大22号2ランを放ち、6回6安打2失点の好投で6勝目を挙げました。
その無双ぶりにボウチー監督も
「He killed us:彼は我々を葬った」
と白旗を上げました。
この4連戦で大谷選手が放った4本塁打いずれも、中堅より左への逆方向弾。
特に3戦目に放った21号は左打者が放った逆方向弾としては歴代最速の打球速度116.1マイル(約187キロ)を記録しました。
ボウチー監督は
「今のオオタニは失投を見逃さない。確実に仕留められてしまう」
と大谷選手の前に手も足も出なかったと頭を垂れました。
ボウチー監督は通算2000勝超えを誇る、メジャーを代表する名将の一人。
ジャイアンツの監督時代にはワールドシリーズを3度制覇、さらに今季はレンジャーズを率いて4度目の頂点に立ち、将来の野球殿堂入りも確実視されています。
2019年まではナ・リーグのチームを率いてきましたが、監督歴26年目となる今季初めてア・リーグで指揮を執ることとなりました。
同地区のライバルとなった大谷選手についてボウチー監督は
「世界で最も素晴らしい選手。投げて、打って、盗塁もして、全てのことをやる。ものすごい選手。それ以外に、表現しようがない。彼以上の選手が誰なのか、分からない。その上メンタルが強くなければ、彼がしているようなことはできないだろう」
と、フィールド上を縦横無尽に躍動する二刀流のユニコーンを称賛、加えてメンタル面においても賛辞を送りました。
以前から大谷選手を高く評価してきたボウチー監督。
「ユニコーンを超える選手はどこにもいない。投打両方にわたり、彼の成し遂げていることは驚異的すぎる。
本当に常軌を逸している。本当に目を見張る。マウンドでの球はあまりに良いし、打者としても信じられないほど素晴らしい」
と前人未到の野球道を突き進む姿を称賛し
「私は自分が生きている間に彼のような選手を見るとは思っていなかった。粋なものだよ。
高校時代は、ああいうことをやる選手がいたが、メジャーレベルではいなかった。私が彼の運動能力や才能をどれだけ評価しているか、言葉では言い尽くせない。もしかしたら歴史上最も偉大な選手になるかもしれない」
と敵ながら二刀流スターの未来に大きな期待を寄せています。
◆「最も礼儀正しく、最も高潔な対戦相手」アストロズ ダスティ・ベイカー監督
今季限りで惜しまれつつ勇退となった老将も大谷選手への愛を語っています。
昨季史上最高齢となる73歳でワールドシリーズ優勝を達成したアストロズのダスティ・ベイカー監督。
ジャイアンツやカブス、レッズ、ナショナルズなどで指揮官を務め、通算2000勝以上、リーグ最優秀監督賞3度受賞を誇るレジェンド級の名監督です。
ベイカー監督といえば、インタビュー中にジョークを交えて大谷選手を語ることで知られています。
「私の妻は彼の大ファンで、球場にいるとオオタニの写真を撮り始めるから、今日はいなくてホッとしている(笑)。特にホームランを打った時はね」
と自軍よりも大谷選手の応援をしてしまう奥様のエピソードで記者たちを和ませたり
「ファウルを打った際にスタンドのお客さんまで心配する姿勢も素晴らしい。時には、彼があんなに良い人間でなかったら、と思うこともあるよ。彼は毎回のように初打席の時に私にお辞儀をして挨拶してくれるんだけど、その後すぐに本塁打を打つんだよね」
と日頃から礼儀正しい振る舞いを見せる大谷選手を称賛しています。
かねてより「彼はメガスターだ」と称えるなど、熱心な大谷マニアとして知られるベイカー監督。
今年6月のエンゼルスとの直接対決4連戦時には
「私は最初から、オオタニは特別な選手だとわかっていた。二刀流プレーで(MLBの)ルールを変えるくらいにね。ルールを変えられるってことは、彼がそれだけ偉大な選手だということ」
と、メジャーを席巻する投打二刀流でのプレーを高く評価した上で
「この男は鹿より速く走ることができると思うし、100マイル(約160.9キロ)の球を投げ、打てばボールを1マイル(約1.6キロ)飛ばすことができる」
と大谷選手の身体能力の高さを独自の表現で絶賛。
「違うスポーツを希望したら、そのスポーツも上手にこなしていただろう。彼の能力とプロフェッショナリズムを尊敬している。彼は、私が今まで見てきた選手と比べて違う」
と大谷選手がいかに優れた運動神経の持ち主であるか、繰り返し熱弁しています。
またシアトルで開催された今年のオールスターゲームでは、アメリカン・リーグの指揮官を務めたベイカー監督。
「今までに私は数多くの素晴らしい野球選手を見てきたけど、オオタニは私が見てきた中で最も優れたアスリートだ。
我々は彼と同じ地区にいるから対戦することが多く、あのピッチングやバッティングと戦わなければならない。だからこそ分かるんだ。オオタニは我々が対戦する中で最も礼儀正しく、最も高潔な相手の一人だよ」
と二刀流というエキサイティングなプレーを見せながらも、相手への敬意を忘れない大谷選手の人間性に惜しみない賛辞を送っています。
◆「世代に1人の才能の持ち主と対戦している。楽しむ機会なんてない」タイガース AJ・ヒンチ監督
恐らく今季もっとも衝撃的なゲームを目の当たりにしたのは、デトロイト・タイガースのAJ・ヒンチ監督でしょう。
大谷選手は、現地7月27日に行われたダブルヘッダー第1試合で9回を1安打、8奪三振で完封し9勝目をあげると、続く第2試合でも、37号2ランと38号ソロと2打席連続本塁打を放ち、チームの勝利に貢献しました。
試合後ヒンチ監督は
「彼はフィールド上でベストの選手。この2試合、彼のやってのけたこと、彼の投打両方のベストを目の当たりにした。
1試合目から支配的で、あの段階でほぼ限界に近いはずだった。なのに2試合目も出てきて怪物級のホームランを打ったんだ。
オオタニは2試合ともフィールドで最高の選手だった。我々は最高のプレーを見ることができたんだ。
彼は不可能なことをやってのけている。我々は1世代に1人の才能の持ち主と対戦している」
と脱帽。
報道陣から受けた「オオタニは投手と打者のどちらが凄いか?」との質問には
「それを選ぶ必要はなんかない。オオタニはどちらもベストなんだからね。実際に今日の彼はそれを見せてくれたじゃないか!
彼はどんな不可能も可能にしてしまうんだ。それぐらいにずば抜けている。我々は世代を超えた才能と戦ったんだ」
と感嘆の声を漏らし、その才能に畏敬の念を送っています。
ヒンチ監督は大谷選手の最も優れた点として
「対戦相手にプレッシャーを与えること。試合を支配できる力がある」
と即答。
「彼は(打者として)一振りで試合を変えることができる。今夜の試合では、恐らくフィールド上で最も足が速い選手だろう。
100マイル(約160.9キロ)の球も投げられる。持っているスキルがとにかく並外れている」
と称賛の言葉を並べたて、最後に
「彼のユニークさは世界中のあらゆる畏敬の念を集めるに値するね」
と締めくくり、大谷選手が見せた「伝説の一日」に、これ以上ない賛辞を送りました。
◆「究極の選択。どっちの毒をいいか選ぶようなもの」ドジャース デーブ・ロバーツ監督
自らを大谷翔平ファンと公言して憚らないのがロサンゼルス・ドジャースのデーブ・ロバーツ監督です。
6月20日から始まったフリーウェイシリーズ2連戦。
大谷選手の移籍先とも噂されるドジャースとの対戦とあって、戦前から主力選手や監督にも取材が殺到していました。
ドジャースを指揮するロバーツ監督は
「ファンとしては彼がマウンドに立つのを見るのは楽しみだ。投げて、打線の上位で打ってと、まるでリトルリーグのようにプレーする」
と初めて対戦する二刀流スターに興味津々。
また「投手・大谷」との対戦については
「タフな試合になる。優れた球を持っている。ファストボール、スプリッター、変化球、ストライクを取れる。打線が彼にどう対するか、非常に難しい。ストライクゾーンにきた球を狙い、いい打席にできれば」
と攻略に意欲を燃やしました。
報道陣から受けた
「打者オオタニと投手オオタニ、対戦するならどちら?」
との究極の選択には
「とてもいい質問だね。選ばないといけないなら、私は打者を選ぶかな。4打席だけだから。一方、110球も見ることになるのは、とても怖気づかせるものだ」
と回答に苦しみつつも「打者・大谷」を選択。
一方で大谷選手の脅威的なバッティングについても十分に理解しているようで
「メジャーに来たときと比べて、内角の打ち方がよくなったと思う。高めの球もそうだ。そしてそれらの球に対応できる。
相手バッテリーに投げられるコースを限定させている。修正能力と才能がある選手だ」
と絶賛。
「彼は賢い選手なので、同じところに投げ続けてはいけない」
と警戒心を強めながら
「投手オオタニと打者オオタニ...これに関してはどっちの毒がいいか選ぶようなものだ」
と出来ればどちらも対戦したくないとの本音をのぞかせました。
最後に報道陣から
「大谷選手がブルーのユニホームを着ることを夢見るか?」
と問われると
「彼のことが好きではない監督はいないと思う。MLB全ての監督が、自分たちのチームでプレーすれば、オオタニがもっと良い色を出せると主張すると思う。でも、今はエンゼルスの選手だ。タンパリングはできない(笑)」
とジョーク交じりに答えた後、表情を引き締めて
「残念ながら、今日は彼と対戦しないといけない。彼からヒットを打ってもらいたいと思っているし、敵として、今晩は彼から4回アウトを奪いたい」
と闘志を燃やしました。
そんなロバーツ監督の眼前で、「投手・大谷」は躍動。
「2番・投手兼DH」で先発出場し、ドジャース打線を相手に7回12奪三振。
援護がなく3敗目を喫してしまいましたが、その圧巻の投球内容に敵将も舌を巻きました。
「私はある意味、ファンとして彼のプレーを見ていた。本当に並外れていた。
監督としての仕事が優先だけど、ファンとして称賛するしかない。先発として今日のように投げ、打席に立てば本当に影響力を持っている。驚くべきことだ」
と大絶賛。対戦相手にも関わらず終始ファン目線だったことを明かしました。
◆「すべてがハイレベルでスペシャル」「彼のプレーを見逃しては駄目」続々寄せられる賛辞
これ以外にも、大谷選手を激賞する声は全30球団から届いています。
ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ブーン監督は「オオタニの何が一番印象に残っているか?」と質問された際に
「スピードが一番印象に残っている。他の能力が目立つけど、走らせれば誰よりも速い。もしオオタニが投手じゃなかったら、センターもできるだろうね」
と大谷選手のスプリントスピードに注目。
大谷選手はメジャーでは左翼で1試合、右翼で4試合に出場しているものの、中堅を守ったことはありません。
しかし、そのポテンシャルは守備範囲の広さが求められる中堅手としても通用すると、ブーン監督は太鼓判を押しています。
同監督はさらに
「彼がやっていることというのは、本当に驚くべきこと。マウンド上で打席で、そしてスピードもある。今までに見たことがない、もしくは、これからも見られないかもしれない、それくらいのスペシャルな才能だ」
と投打に躍動する二刀流スターを激賞しています。
2005年に読売巨人で38試合に出場したサンフランシスコ・ジャイアンツのゲーブ・キャプラー監督は
「球界最高の選手だ。打席内容が素晴らしいだけではない。特大本塁打を打つパワーがあるだけではない。理由は1つではないんだ。とてもオールラウンドな選手だから。すべてがハイレベルだ」
とべた褒め。
セントルイス・カージナルスのオリバー・マーモル監督も
「投打両方のスーパースター。彼のやっていることを、とてつもなくすごいと言ってもまだ足りないくらいだ。本当に有名人。彼の存在で、米国だけでなく国際的に野球が注目されるのは、非常に重要なことだ」
と二刀流スターが野球界にもたらす好影響についても言及しています。
シカゴ・ホワイトソックスのペドロ・グリフォル監督は
「たった1球のミスを彼は見逃さない。ミスをすればタダでは済まされない。打者としても投手としても相手にするのはタフだった。極めて才能に恵まれた選手。おそらく球界で1番優れた選手だ」
と攻守において存在感を放つ大谷選手を称賛。
カンザスシティ・ロイヤルズのマット・クアトラーロ監督も
「オオタニはスペシャルだ。グラウンドに出てくる日はほとんどいつでもね。彼はやろうと思ったことはなんでもできる人に見える」
と大絶賛。
ピッツバーグ・パイレーツのデレク・シェルトン監督も
「球界屈指の選手だ。おそらく最近の80年間でプレーしてきた他の誰とも違う選手。非常にいい選手が相手だから、こちらとしてはプレーをしっかりと実行しなくてはならないね」
と一層の警戒心を抱いています。
サンディエゴ・パドレスのボブ・メルビン監督は
「彼の活躍には驚いている。どんなスポーツと比較しても、彼は唯一無二の存在だ。
毎年進化しているし、今は打撃好調だ。打撃指標を見るとわかると思うけど、左右の投手相手にOPSは1.000を超えている」
と今季飛躍的な進化を遂げた「打者・大谷」の脅威を語り
「野球ファンなら彼がマウンドに上がる試合は絶対に見ないといけない。ホットドッグを買いに行って、彼のプレーを見逃しては駄目だ。見れば彼の素晴らしさがわからだろうし、きっと楽しめると思うよ」
と唯一無二のユニコーンの放つ特大の存在感について賛辞を送っています。
マウンドに立てば100マイルを超える豪速球や魔球と称される超変化球で、並み居る強打者をねじ伏せる。
バットを持てば、どんなコースや球種でも打ち返し、誰よりも速く誰よりも遠くに白球をぶっ飛ばす。
常に現状に満足せず、研究と努力を重ね、進化し続ける大谷翔平選手。
今では「この男こそ世界一の野球選手」と誰もが称賛する存在となりました。
投打二刀流という異次元のパフォーマンスはもちろんのこと、相手へのリスペクトを忘れない礼儀正しい振る舞い、そして野球への情熱は、野球を愛する全ての人に、感動を与えているのです。
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