(10/31更新)大谷翔平選手の所属するロサンゼルス・ドジャースは、見事ナ・リーグ西地区を優勝で飾り、ディビジョンシリーズからの参戦が決定しました。
ドジャースは、10月6日からのディビジョンシリーズで、サンディエゴ・パドレスと対戦し、3勝2敗で勝ち抜けを決めました。
10月14日からのリーグチャンピオンシップシリーズでは、ニューヨーク・メッツと対戦。4勝2敗で勝利し、2020年以来となるワールドシリーズ進出となりました。
そして10月26日からのワールドシリーズで、ア・リーグ優勝のニューヨーク・ヤンキースを4勝1敗で破り、ワールドチャンピオンに輝きました。
記事内ではシリーズのアクティブロースター、試合ごとのスタメンに加えて、ポストシーズンにおけるロースターのルールや仕組みについても説明しています。
<目次>・ナ・リーグ地区シリーズ(NLDS)
・ナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)
・ワールドシリーズ(WS)
・ロースターの仕組みとルール
・ポストシーズン40人ロースター
◆ナ・リーグディビジョンシリーズ(NLDS)
※日程は日本時間■NLDSのアクティブロースター
10/6に発表された地区シリーズの26人ロースターは以下の通り。
5戦や3戦などの短期決戦では、投手12人・野手14人を選択するチームもありますが、ドジャースは投手13人・野手13人の構成を選択しました。
■NLDSの日程とスタメン
vs パドレス(1,2,5戦はホーム、3,4戦は敵地)
(10/6)第1戦(link)
○LAD 7-5 SDP●
(戦評)先発山本3回5失点も、2回大谷が同点3ラン、4回テオヘル逆転打。
4回以降はリリーフ陣がパドレス打線を封じ込め逃げ切る。
ドジャースがパドレスに7-5で勝利。
WELCOME TO THE POSTSEASON, SHOHEI OHTANI. pic.twitter.com/ouDvzwwj6O
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) October 6, 2024
(10/7)第2戦(link)
○●LAD 2-10 SDP●○
先発 フラハティ:5.1回5被安打2奪三振4失点
(戦評)先発ダルビッシュの前に打線沈黙。一方パドレス打線は初回タティスJr.の先制弾を皮切りに爆発し、フラハティを攻略。パドレスがドジャースに10-2で勝利。
Yu Darvish gets through 7 innings in a #postseason start for the 3rd time in his career! #NLDS pic.twitter.com/tuUbeRGy36
— MLB (@MLB) October 7, 2024
(10/9)第3戦(link)
○●●LAD 5-6 SDP●○○
(戦評)初回先制するも2回に守りのミスから6失点。テオヘルの満塁弾も後続を強力リリーフ陣に阻まれ反撃もここまで。パドレスがドジャースに6-5で勝利し王手。
TEOSCAR HERNÁNDEZ GRAND SLAM! pic.twitter.com/BNZesu6zgX
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) October 9, 2024
(10/10)第4戦(link)
○●●○LAD 8-0 SDP●○○●
初回ベッツ先制弾。呼応するかのように打線が繋がる。呼応するかのようにブルペン陣が無失点継投。
ドジャースがパドレスに8-0で勝利。逆王手掛ける。
Bring on Game 5. #NLDS pic.twitter.com/JZ4GDtbZ8o
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) October 10, 2024
○●●○○LAD 2-0 SDP●○○●●
(戦評)先発山本が5回無失点の力投。第2戦好投のダルビッシュからキケ&テオヘルナンデスがソロ弾2発。これをリリーフ陣が守り切る。
ドジャースがパドレスに2-0で勝利。リーグ優勝決定戦進出決める。
Last night was unforgettable. Be here for Game 1 of the NLCS.
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🎟: https://t.co/lOkjtIxmDe pic.twitter.com/IZfM0RB4hE
◆ナ・リーグチャンピオンシップシリーズ(NLCS)
※日程は日本時間■NLCSのアクティブロースター
エンリケス、カスパリウス、ハニーウェル
今シリーズもドジャースは投手13人・野手13人の構成を選択。
左のリリーフ・ベシアが脇腹を痛め離脱。代わりにハニーウェルがアクティブ入り。
股関節を痛めていたロハスが外れ、今季引退を表明しているキアマイアーがベンチ入りしました。
■NLCSの日程とスタメン
vs メッツ(1,2,6,7戦はホーム、3,4,5戦は敵地)
(10/14)第1戦(link)
○LAD 9-0 NYM●
6(三) マンシー
8(二) ラックス
(戦評)相手先発千賀を攻略し、初回から小刻みに加点してドジャースが快勝。
フラハティ7回無失点の好投。ドジャースが先手を取る。
Three-spot in the fourth! pic.twitter.com/PPnZUgsoLJ
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) October 14, 2024
(10/15)第2戦(link)
○●LAD 3-7 NYM●○
(戦評)ドジャースはブルペンゲーム。ポストシーズン連続無失点記録更新を阻むリンドーアの先頭打者弾。2番手ナックからも5点をあげたメッツがやり返す。
Max Muncy puts the @Dodgers on the board with a solo shot #NLCS pic.twitter.com/bTVXB5B81P
— MLB (@MLB) October 14, 2024
(10/17 9:08)第3戦(link)
(戦評)2回のチャンスにスミス安打、エドマン犠飛で2得点。キケヘル均衡を破る2ラン、大谷の3ランで突き放す。
ビューラー4回無失点。ドジャースが2勝目をあげる。
SHOHEI TO THE SECOND DECK! pic.twitter.com/7TCOtt5ciD
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) October 17, 2024
(10/18)第4戦(link)
○●○○LAD 10-2 NYM●○●●
(戦評)大谷先頭打者弾。2回4回の好機を活かしてキンタナを攻略。ベッツ2ランなどでダメ押しで快勝。先発山本5回途中まで73球8奪三振2失点と力投。
ドジャースが3勝目をあげ王手。
SHO 'EM, 17! pic.twitter.com/0Zv1q3FQ61
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) October 18, 2024
(10/19)第5戦(link)
○●○○●LAD 6-12 NYM●○●●○
(戦評)初回アロンゾ3ラン、3回の猛攻でフラハティをマウンドから下ろす。
ワンサイドゲームでメッツが2勝目。舞台は再びLAへ。パヘス2打席連続弾。
Andy with his second homer of the night! pic.twitter.com/hB1SZqM3bT
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) October 18, 2024
(10/21)第6戦(link)
○●○○●○LAD 10-5 NYM●○●●○●
8(捕) スミス
(戦評)4番エドマンが逆転二塁打&2ランと躍動。3点差まで詰め寄るメッツを8回一挙3点で突き放す。
ドジャースがメッツに10-5で勝利。ワールドシリーズへ。
The Dodgers advanced to the World Series for the fourth time in eight seasons!
— MLB Network (@MLBNetwork) October 21, 2024
What do they have in store for the Fall Classic? pic.twitter.com/v9KB5adMtJ
◆ワールドシリーズ(WS)
10/26に発表されたワールドシリーズの26人ロースターは以下の通り。
・投手(13人)
(10/26)第1戦(link)
○LAD 6×-3 NYY●
(戦評)両先発の力投で中盤までロースコアゲーム。5裏ドジャース先制直後スタントン逆転2ラン。8裏に追いついて延長10回裏、フリーマンの逆転サヨナラ満塁弾で決着。
FREDDIE FREEMAN WALK-OFF GRAND SLAM. #WORLDSERIES pic.twitter.com/5MIY5CaX6a
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) October 26, 2024
(10/27)第2戦(link)
(戦評)山本由伸WSで価値ある初勝利。エドマン・Tヘルナンデス・フリーマンのHRで奪った4点を、継投リレーで守りきってドジャース2連勝。
しかし7回盗塁時に大谷翔平が左肩を亜脱臼。チームに暗雲が立ち込める...
Took care of business in Game 2. #WorldSeries pic.twitter.com/NsHZggz8Bw
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) October 27, 2024
(10/29)第3戦(link)
One more. #WorldSeries pic.twitter.com/O3GZAPszuo
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) October 29, 2024
(10/30)第4戦(link)
負けられないヤンキースはボルペの満塁弾で逆転。リリーフ陣が粘り8回に大量加点。WS1勝目をあげる。
FREDDIE FREEMAN CAN'T STOP! #WORLDSERIES pic.twitter.com/OU91JMycyx
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) October 30, 2024
(10/31 9:08)第5戦(link)
1(指) 大谷:4打数0安打
ヤンキースは、ジャッジの3ランなどでフラハティを攻略。
5回表、追い上げるドジャースは相手のミスに乗じ一挙5点あげて同点。
再度突き放されるも8回逆転。
計8投手注ぎ込み、最後はビューラーが締めくくって勝利。
ドジャースが'20年以来4年ぶりとなるワールドチャンピオンに輝く!
シリーズMVPは4本塁打のフリーマンが受賞。
Your 2024 #WorldSeries champions: The Los Angeles Dodgers. pic.twitter.com/uBb5EiibuZ
— MLB Network (@MLBNetwork) November 1, 2024
The 2024 World Series was pure cinema 🎬
— FOX Sports: MLB (@MLBONFOX) October 31, 2024
Relive the best moments from the historic series along with the @Dodgers storybook ending 🍾🏆 pic.twitter.com/p57phyIBdM
◆ポストシーズンのアクティブロースターの仕組み
現地8月31日23時59分時点で、40人ロースター(10・15日故障者リスト含む)または60日間の故障者リストに入っていれば、ポストシーズンに出場することができます。
上記時点で、制限リスト入りしていた選手も、PED(パフォーマンス向上薬)使用による出場停止以外なら資格があります。
逆に言えば、「現地8月31日までにメジャー契約していた選手」以外はポストシーズンでプレーできません。
例外として、上記の資格のない選手でも、故障者リスト入りしてプレーできない選手の代替として出場登録することが可能です。(後述)
上記の条件を満たした選手でポストシーズン用に40人枠ロースターを構成します。
レギュラーシーズンのロースターと仕組みについてはこちらにまとめてあります。
→(自分用)2024年 ロサンゼルス・ドジャースのロースター(26人→28人、40人、故障、移籍)
◆ポストシーズンのアクティブロースターのルール
ポストシーズンの各ラウンドの前に、上記40人枠ロースターから抽出・構成された26人の選手名簿を提出します。
もしシリーズの途中で負傷者が出た場合、上記の40人ロースターの選手との入れ替えを申請できます。
この場合、投手は投手と、野手は野手との入れ替えに限られます。
入れ替えとなった選手は同一シリーズの残り試合と、次のシリーズには出場できません。
(10/9)マイケル・グローブの故障に伴いベン・カスパリウスをアクティブ入り。
グローブはディビジョンシリーズと次のリーグチャンピオンシリーズには出場できません。
◆'24年ポストシーズンに出場資格のあるドジャースの選手
■40人枠ロースター(10/26時点)
※太字はアクティブロースターの26人
48 ブルスダー・グラテロル 右
41 ダニエル・ハドソン 右
51 アレックス・ベシア 左
22 クレイトン・カーショウ 左→今季終了
99 ジョー・ケリー 右→右肩炎症
59 エバン・フィリップス 右→右腕不調
60 エドガルド・エンリケス 右
11 ミゲル・ロハス(右打 SS 3B 2B)
25トミー・エドマン(両打 2B 3B SS OF)
33 ジェームズ・アウトマン(左打 OF)
93 ケビン・キアマイアー(左打 OF)
※今季終了の4投手(タイラー・グラスノー、リバー・ライアン、エメット・シーハン、ギャビン・ストーン)については割愛しました
・故障者代替でロースター入り
ザック・ローグとエドガルド・エンリケスは、現地8/31時点で40人枠に登録されていなかったため、原則出場資格はありません。
ですが、故障者リスト入りして復帰に要する期間を終えている選手※の代わりであれば、(コミッショナーに申請することで)出場資格を得ることが可能です。
例えばダスティン・メイやエメット・シーハンの代わりにローグやエンリケスを40人枠に入れるといった具合です。
球団やMLB公式などで、誰との入れ替えかはアナウンスされてませんが、上記のルールを用いて、ローグとエンリケスはロースター入りしています。
※◯日間の故障者リスト入りなら、その◯日を経過しているの意
■ポストシーズンのトランザクション
※日付は日本時間
10/26
・ベシアをアクティブ入り
・グラテロルをアクティブ入り
・フィリップスのロースター・ステイタスを変更
・エンリケスのロースター・ステイタスを変更
・ロハスをアクティブ入り
・キアマイアーのロースター・ステイタスを変更
10/14
・キアマイアーをアクティブ入り
・ベシアのロースター・ステイタスを変更
・ロハスのロースター・ステイタスを変更
・ハニーウェルをアクティブ入り
10/11
・ハニーウェルのロースター・ステイタスを変更
10/9
・カスパリウスをアクティブ入り
・グローブのロースター・ステイタスを変更
10/6
・ローグ、ケリーのロースター・ステイタスを変更
・キアマイアー、アウトマン、フェデュシアのロースター・ステイタスを変更
・グローブをアクティブ入り
10/4
・グローブ、ミラーをマイナーからリコール
10/2
・カーショウのロースター・ステイタスを変更
・ハート、フッラソー、カルタヤをマイナーからリコール
→2024年シーズン ロサンゼルス・ドジャースのスタメンの変遷
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