子供の頃にファミスタで対戦しまくっていた40代・50代のファミコンキッズ世代にとって、ここ最近こっそり気になってることがあるのではないでしょうか?


それは...

もし大谷翔平がファミスタにいたら?

どんなデータになるだろう?

打順や投手枠の何番目に入るの?


というファミコン・ファンタジー(造語)です。


ファミスタでは、野手枠12名・投手枠4名という狭き門。

かつてはNPBの新人入団会見で「ファミスタに出られる選手になるよう頑張る」とコメントする選手もいたほどです。


さらに言えば、Mチームはメジャー30球団からの選出ですから、投打16名に入るのは至難の業と言えるでしょう。

最強チーム・Mチームが初めて登場したのは、ファミリースタジアム'87でした。


ということで


もしファミスタ'87に「おおたに」がいたら?


と題して、大胆な持論を展開したいと思います!


ファミスタ'87とはこんなゲームです。




ファミスタにおいては、助っ人外人やメジャーリーガーの成績査定が高めに設定されていることが多いです。

これは、球場の大きさや当時の日米の実力格差を参考にしたことに加え、87で初登場したMチームのインパクトアップも一因でしょう。


ファミスタ87に登場する助っ人外人の実成績&メジャー歴




【ファミスタ87】Mチームのメジャーリーガーモデル選手【MLB】





◆ファミスタ'18(2018年)


2018年は大谷翔平選手のメジャーデビュー年。

日本ハムファイターズからポスティングで海外挑戦し、ロサンゼルス・エンゼルス傘下マイナーに入団しました。

春季トレーニングに招待され、見事ロースター枠入りを勝ち取り、開幕からメジャーデビュー。

開幕前は打撃を酷評され、二刀流でのプレーには懐疑的な声も多く聞かれました。

しかし大谷選手はデビュー登板で勝利投手となり、3試合連続でホームランを放つなど開幕から躍動。

シーズン終了時にはア・リーグの新人王を獲得しました。

一方で、右肘靭帯に損傷が見つかり、6〜8月の約3ヶ月は登板せず。

9月に復帰登板を果たすも再度右肘靭帯に損傷が見つかり、オフには一度目のトミー・ジョン手術を受けました。

この年は投手として4勝2敗と物足りないシーズンとなった一方で、打者として打率.285、22本塁打、10盗塁、OPS.925と存在感を示しました。

ということで仮想ファミスタ'18の「おおたに」は打者のみ、それも代打ノミネート。

データ的には「.285 22 12」で裏データ的には3割28本のかさ増し設定でいかがでしょうか?

ファミスタ'18「おおたに」選手データ
投手:ノミネートなし
打者:打率.285 22本塁打 走力12
(裏データ的には3割28本のかさ増し)


ちなみにこの年の投手4人は、すねる(ブレイク・スネル)、ばらん(ジャスティン・バーランダー)、てくろむ(ジェイコム・デグロム)、であす(エドウィン・ディアス)。



◆ファミスタ'19(2019年)

2019年シーズンは上記の手術のリハビリにより登板はなし。

打撃の方は、昨年より60打席近く多く立ちましたが、やや本塁打数が伸びず。

打率.286、18本塁打、12盗塁、OPS.848という結果に終わりました。

データ的には「.286 18 14」で裏データ的には3割24本のかさ増し設定でいかがでしょうか?

ファミスタ'19「おおたに」選手データ
投手:ノミネートなし
打者:打率.286 18本塁打 走力14
(裏データ的には3割24本のかさ増し)

ちなみにこの年の投手4人は、ばらん(ジャスティン・バーランダー)、こおる(ゲリット・コール)、てくろむ(ジェイコム・デグロム)、いえいつ(カービー・イェーツ)。



◆ファミスタ'20(2020年)

二刀流復帰イヤーとなったこの年は、大谷選手にとってプロ入り初の絶不調シーズンとなりました。

コロナによる短縮シーズンとはいえ、投手として0勝、防御率37.80。打者としても打率.190、7本塁打、OPS..657と、最低の数字となりました。

ということでこの年のファミスタの打者12人・投手4人ともにノミネートなしの枠外となりました。

ファミスタ'20「おおたに」選手データ
投手:ノミネートなし
打者:ノミネートなし

4投手は、びいは(シェーン・ビーバー)、ばうあ(トレバー・バウアー)、だる(ダルビッシュ有)、はんど(ブラッド・ハンド)。



◆ファミスタ'21(2021年)

二刀流開眼イヤーとなったこの年、先発投手としてローテを牽引。(ERA 3.18、9勝2敗、K率 10.77)

打撃では46本とアーチを量産。リーグ二冠王となったゲレーロJr.と最後まで本塁打王を争いました。(打率.257、46本塁打、100打点、26盗塁)

自身初となるリーグMVPを始め、多くの賞を獲得。

ということで、仮想ファミスタ'21では初の投手枠にノミネート。(3番手)

ファミスタ'21「おおたに」選手データ
投手:防御率1.68|変化(右10 左5 下15)スタミナ20|球速160km
打者:打率.282 48本 走力16


自動アウトの9番・投手に、この攻撃力を差し込めるとあって、おおたにを先発登板させるのか?リリーフで使うのか?マニアの間でも意見が分かれる結果に(笑)

他3投手は、れい(ロビー・レイ)、ばんす(コービン・バーンズ)、へいだ(ジョシュ・ヘイダー)。



◆ファミスタ'22(2022年)

さらなる飛躍の年となった2021年。史上初となる規定投球回&規定打席の「W規定」を達成するなど、MVP級の活躍を果たしました。

やや本塁打数の下がったものの打率が向上。(.273 34本塁打 95打点 11盗塁)

伝家の宝刀スプリット以外にスイーパーや2シームなど球種が増え、投手として大きく成長しました。

奪三振率がさらに上がり、自身初のメジャー二桁勝利を達成し、名実ともにエースで4番を体現。(防御率 2.33、15勝9敗、K率 11.87)

仮想ファミスタ'22では昨年に続き投手の3番手にノミネート。

ファミスタ'22「おおたに」選手データ
投手:防御率1.33|変化(右12 左8 下14)スタミナ30|球速160km
打者:打率.298 46本塁打 走力12


他3投手は、ばらん(ジャスティン・バーランダー)、かんたら(サンディ・アルカンタラ)、くらせ(エマヌエル・クラセ)。



◆ファミスタ'23(2023年)

エンゼルスでのラストイヤーとなったこの年

8月に肘靭帯損傷が見つかり登板数は23先発にとどまるも、10勝5敗、防御率3.14と、エースの役割を果たしました。

その後も9月に脇腹を痛めるまで打席に立ち続け、打率.304と初の3割超え、44本塁打、95打点、20盗塁とチームを牽引。

自身二度目のリーグMVPを受賞しました。

仮想ファミスタ'23では投手の3番手にノミネート。

ファミスタ'23「おおたに」選手データ
投手:防御率1.64|変化(右16 左8 下12)スタミナ25|球速160km
打者:打率.324 48本塁打 走力15


他3投手は、すねる(ブレイク・スネル)、こおる(ゲリット・コール)、ういり(デビン・ウィリアムズ)。



◆ファミスタ'24(2024年)

ドジャース1年目の2024年は、肘靭帯手術のリハビリのため打者専念となりました。

魅力半減?と揶揄する声もどこ吹く風、史上初となる50本塁打・50盗塁「50-50」を達成するなど、名門ドジャース打線を牽引。

チームをワールドシリーズチャンピオンに導きました。

さらに打率も.310とキャリアハイを更新。前述の本塁打・盗塁と合わせてトリプルスリーも達成しました。

仮想ファミスタ'24では、代打1番手にノミネート。(ファミスタ'87にはDHがないため)

ファミスタ'23「おおたに」選手データ
投手:ノミネートなし
打者:打率.335、58本塁打、走力20


またしても何番におおたにを差し込むか?で意見が割れることに(笑)

4投手は、すくはる(タリク・スクバル)、せえる(クリス・セール)、ういいら(ザック・ウィーラー)、くらせ(エマヌエル・クラセ)。

個人的には3番手に今永昇太を推したいんですが...(大谷も投げてないし)。


※ファミスタ87のデータ査定について

ファミスタのデータ査定は

・過去の実績重視
・Mチームの打者は打率+0.3、本塁打×1.3くらいの上方修正
・Mチームの投手は防御率÷2くらいの上方修正

がなされています。そういったことも鑑みてデータを作成してみました。

また、名前は濁点半濁点含めてひらがな4文字まで(スクバルは絶対"すくはる"になったはず!笑)



(特別付録)ファミスタ'24のMチームデータ


これまでのファミスタ研究とMLBウォッチに基づいたファミスタ'87バージョンの'24年版Mチームの選手データを作成してみました。

結構いい出来なので、もしハック版とかもってる人がいたらご自由にどうぞ!
()内はモデル選手|打率 HR SB OPS


・野手

1 (遊) ういつと|.348 40 18
(ボビー・ウィット・Jr.|.332 32 31 .977)

2 (右) べっつ|.320 25 15
(ムーキー・ベッツ|.289 19 16 .863)

3 (左) そと|.318 48 6
(フアン・ソト|.288 41 7 .989)

4 (中) ああろん|.346 62 8
(アーロン・ジャッジ|.322 58 10 1.159)

5 (一) げれろ|.330 48 5
(ヴラディーミル・ゲレロ・Jr.|.323 30 2 .940)

6 (三) らみれす|.308 46 18
(ホセ・ラミレス|.279 39 41 .872)

7 (二) まるて|.312 44 6
(ケーテル・マルテ|.292 36 7 .932)

8 (捕) こんとら|.298 28 8
(ウィリアム・コントラレス|.281 23 9 .831)


(代打) おおたに|.335 58 20
(大谷翔平|.310 54 59)

(代打) りんどう|.298 40 18
(フランシスコ・リンドーア|.273 33 29 .844)

(代打) あらえす|.350 12 8
(ルイス・アラエス|.314 4 9 .739)

(代打) おずな|.322 48 4
(マルセル・オズナ|.302 39 1 .925)


・投手

(先発) すくはる 左 1.21|162|40| 6 12 14
(タリク・スクバル|2.39 18勝4敗)

(先発) せえる 左 1.19|158|40|4 16 12
(クリス・セール|2.38 18勝3敗)

(抑え) ういいら 右 1.37|158|30|14 8 6
(ザック・ウィーラー|2.57 16勝7敗)

(抑え) くらせ 右 0.31|164|20|12 2 12
(エマヌエル・クラセ|0.61 4勝2敗47S)



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